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-3 プログラム
「第3回 ENJOY JOGGER IN みちのく」
「第8回 立山登山マラニック」
鎌ニック・七福神巡り



平成18年7月12日

「第3回 ENJOY JOGGER IN みちのく」
日本三景・松島から 史都・多賀城史跡巡りへの 走旅



  昨秋「みちのくラン」呼びかけ人の中心的存在だった河合洋介さんが、東京へ転勤になった。コース設定・エイドetcで、一番張り切っていたのに・・・・。「みちのくラン」の危機(ちょっと大げさ)!「3回目は無理かも」と思っていたが、年明け早々「今年のみちのくランはいつ?」「年間のスケジュール立てるから、日程だけでも教えて」などの声が、県内外から寄せられた。乗せられると、すぐその気になるのが私の悪い癖。「こんなにも浸透しているのか」と驚きながら、皆の期待に答えようと100%やることに決めていた。

一番難関だと思っていたコース設定。昨年アフターで『呑んべ〜軍団』と松島観光に行った時に、「この海岸線走るのイイかも」と密かに考えていた。内海さんが「そこ俺のマイコース、それにしよう」と、あっさり決定!内容も1・2回目と多少変えることに、スタッフ一同異議なし。(まとまりあるね)その後数回の試走をした。改めて松島の景観の素晴らしさ、風光明媚さに感激しながらの試走だった。ただし天気が良ければ・・・・。「晴れたら8割は成功だね」と言うことは、晴れなかったら悲惨だってこと。梅雨の真っ只中だし、どうしよう。スタッフ同士「行い良くしようね」と、後は神に祈るのみ!

不安で迎えた当日。週間天気予報でずっと付いていた傘マークが消え、前日の大雨が嘘のような青空。「ヤッタ〜!」まずは第一関門クリア。仙台駅には県外参加者の『深夜高速バス組』と『呑んべ〜ツアー組』etcが、ぞくぞく集って来た。何だか凄く久しぶり。初対面者もいたけれど、初めての気がしないから不思議だ。きっと「走る」という、同じ趣味を持った仲間だからでしょう。

ホーム集合組と合流し、6時43分発の仙石線で陸前富山駅へ向う。通過駅から数名が乗車し、リュックを背負った50数人の集団はほぼ全車両を占領。仲間とのおしゃべりに夢中で、約1時間の列車の旅はあっという間。他の乗客は小さくなり、居心地悪そうにしていた。1年に1度なので、お許しを・・・・。陸前富山駅ではサポート車の秋山さん、布田さん、洞口さん、そしてな・な・なんと遅刻常連の大内重行さんも、すでに到着していた。2年連続自宅(南光台)から走っての参加は立派!刺激を受けて今年は、吉田泰延さん(長町)までが・・・・。2人に拍手〜!

  

田舎の小さな無人駅に集った怪しい集団は、内海豊次郎さんのコース説明の後、8時に富山観音に向かいスタート。走り始めてすぐの上り、健脚のはずの辻本直宏さんが辛そうだ。話し掛けようと近づいたら、フワ〜とアルコール臭が・・・・。雲峰さんと同室なら、やむを得ないでしょう。富山観音で集合写真を撮ってから走力・故障・勝手な事情etcで3つグループに分かれた。私は芳野さん、丹野さんと女性中心で賑やかな、3グループのサポートとして、観光地松島に向かった。

遊歩道を通り五大堂へ。途中「ディーサービス」施設があり、お年寄りが笑顔で手を振ってくれた。試走の時も必ず、にこやかに手を振てくれた。穏やかな表情に、心が和んだ。五大堂でグループ写真を撮り、しばし見学。朝早いせいかまだ観光客は少ない。ランニング姿で、のんびり瑞巌寺の通りを歩く。こんな格好の観光客は、おそらく前代未聞でしょう。瑞巌寺は是非観て欲しかったが、見学にかなり時間がかかるので、残念だが諦めてもらった。代わりに隣接している円通院の、バラ園を見学した。お寺にあるバラ園は日本でここだけとか。日本で一番古いバラや『プリンセス愛子』名のバラがあったが、数は少なく庭園の方が見応えがあり見事だった。

  

2グループからゆのさんと菅原辰男さんが加わり、総勢18名で西行戻しの松までのきつ〜い上りを、「ヒイヒ〜イ、ハアハ〜ア」言いながら駆け上がった。ようやく待ちに待ったエイド到着。朝食が早かったので、前田昇さん差し入れの『鳩サブレー』が美味い!しばし休息の後に扇谷へ。深緑に映える松島が美しく、まさに絶景。ここは隠れた紅葉スポット。数年前に来た時、赤や黄色の色彩が見事だった。その頃にまた訪れたいと思う。

  

有名な料亭「田里津庵」(きんさんとぎんさんが食事をした)経由で、陸前浜田駅のセブンイレブンへ。お腹ペコペコ、やっと昼食にありつける。1グループと2グループも、まだ昼食の真っ最中。事前にTELしていたので、食料も皆のエネルギー源ビールも豊富で良かった!良かった!洞口さんが、みょうがのスープを振る舞ってくれた。プ〜ンとみょうがの香りがして、超美味!予想外のご馳走に大満足。

昼食後、塩竃神社へ向う。地元の木村紀子さんが先導してくれるので、心強い。走り初めや完走祈願で年に数回訪れ馴染み深いが、来る度に違う顔を見せてくれる。初夏の塩竃神社から眺める松島の景観は、素晴らしかった。これからいよいよ歴史探訪、多賀城史跡巡り。

住宅地の中にある総社の宮では、星峰さんに会うために来ていた小田島夫妻が、エイドを出してくれた。私も2人とは久しぶり。故障中のようだが、一日も早く一緒に走れる日が来ることを願っている。気温が上昇し暑くなり、日陰のある総社の宮で長い休憩を取ったので、ここから全グループが一緒に走った。

多賀城政庁跡では博識のある阿部雅機さんが、ガイド役をしてくれた。時間に余裕があったので、予定外のアヤメ園も見学。多賀城碑では大勢で押しかけたので、ボランティアガイドのおじさんが、張り切って長〜い解説を始めた。ありがたいけれど、あまり長くお付き合いは出来ない。残念ではあるがほどほどで切り上げてもらい、最後の多賀城廃寺跡へ。多賀城碑で時間をくったので、廃寺跡は走り見学で通り抜け、極楽湯へ向った。

終了時間16時前に、参加者+スタッフ55名全員が、極楽湯到着。35キロという走りやすい距離のおかげか、観光地をたくさん折り込みのんびり走れたからか、3回目で初めてワープなしの全員完走達成!事故なくケガなく(吉川さん転倒して、足を擦りむきましたが)無事に終了して、ホット胸を撫で下ろした。サポート車の秋山さん、布田さん、洞口さんお疲れ様でした。

  

極楽湯入浴後に仙台へ移動して行われた打ち上げ(「武屋食堂」にて)では、飲むは食べるは語るはで大いに盛り上がったのは、言うまでもない。今回は1・2回目より10名以上も多い、45名もの参加者。「みちのくラン」が浸透してきたのかと嬉しくもあるが、皆さんに喜んでもらえるように頑張らねばと、気持ちを新たに引き締めている。これからも「みちのくラン」が、県内外ランナーの交流の場になればと思っている。

私たちの呼びかけに快く参加してくれた、多くのランナーたちに心から感謝しています。ありがとう!これからもず〜っと、楽しく走る仲間でいてください。

  ★ 晴天を連れて走友やって来て絶景巡る初夏のみちのく 香峰


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平成17年9月8日

「第8回 立山登山マラニック」
8月27日



 波の音を聞きながら海の水に手を浸し、海抜0の感触を確かめる。小石をポシェットに忍ばせまだ夜が明けない午前4時、ボランティアスタッフの出倉真由美さん(福井県)らに見送られスタート。選考があるので参加者はそれなりの実力者。「最後尾集団」のコールに「やっぱりね」と納得。先は長い焦らずのんびり常願寺川堤防上の砂利道を走る。

 雄山神社エイド(約19キロ)まで昨年箱根マラニックで同室だった徳武さおりさん(長野県)と、萩往還のクニさんこと鈴木絆峰さんと一緒に走った。

絆峰さんは萩往還と盲人伴走の話しは勿論、どこのトイレが綺麗かまで親切に教えてくれた。精力的な活躍ぶりに敬服する。楽しくためになる話をたくさん聞かせてもらった。エイドではお腹がペコペコだったので、おにぎりや果物をしっかり補給した。

 ここからコースが上りなる。伸び盛りの徳武さんは西原斗司男さん(兵庫県)と軽快に駆け上がる。とても着いて行けないので、マイペースでゆっくり上った。徐々に陽射しが強くなり、気温が上昇。暑さの苦手な私にはキツイかも・・・・。民家で水を出しっぱなしにしていてくれたり、キ〜ンと冷たい湧き水を飲ませもらったりしたので暑さをしのぐ事が出来た。ペンションの前では、子供が冷たい水を飲ませてくれた。水分補給もバッチリ!「毎年ありがとう!」と言っているランナーがいた。かわいいエイドは恒例らしい。それにしても素晴らしい景観!この雄大な自然の中を走れる事に、この上ない幸せを感じる。

★ 雄大な景観の中ひた走り雲海広がる頂上目指す  香峰

時々曇り暑さを和らげてくれたので、ウォークのスタート地点立山駅前エイド(約36キロ)までのきつい上りも、何とか歩かずに行けた。呉羽梨が甘くて美味しい!いくらでも食べられちゃう。スタッフに「宮城県のマラニック参加1人だから、絶対完走してよ」と言われる。プレッシャーだよ〜!でも「よ〜し頑張るぞ!」と気合を入れ直した。さらに上りがきつくなり走っているのに、歩いている人と変わらない(いつもの事だけど)ガクッ!

 称名滝レストハウスエイド(約45キロ)ではソーメンが茹で上がるまで待って、ゆっくり休憩。待ってたかいがあり、ソーメンが美味い!ここからは本格的な登山道(八郎坂)。ポシェットに長袖を入れてスタート。普段している登山と変わらない。ヒンヤリした空気が心地良い。見下ろす景色が素晴らしい!称名滝がはっきり見えた。

約2キロの山登りが終わると木道になる。スタッフが「木道は走るのに最適」と言っていたが、とんでもない。平じゃないのでつま先引っかかる。走るのは諦め咲き誇る高山植物の写真を撮りながら、散策を楽しんだ。あまりのんびりしていたら大変・・・・、制限時間(室堂エイド14時半)に間に合わない〜。足がパンパンだったが弥陀ヶ原バス停エイド(約53キロ)で補給してから、ダラダラ続く上りを必死に走った。

13時50分室堂エイド(約60キロ)到着。間に合った・・・・ホッ!出倉さんがお粥を持って来てくれた。「これからが一番きついから、しっかり休んで疲れを取ってから行った方がイイ。ゆうくり歩いても頂上まで、2時間で行くから」と、アドバイスしてくれた。ギリギリゴールで良いから、ベテランの言う事を聞こう。

ストレッチをして14時にスタート。少しだけ石畳があり、後がほとんどゴロゴロの岩山。2足歩行は難しい。もう四つんばいで登るしかない。昨晩同室だった玉本由美子さん(大阪府・ウォーク)の御主人英明さんが、原万里子さんと一緒に下りて来た。有名スピードランナーの登山マラニックは立派!「頑張って」と、満面の笑顔で励ましてくれた。「よ〜し後一息」と渇を入れた。しかしここからが、地獄の苦しみだった。下りてくる人は皆、晴れやかな顔で「後少し頑張って」とエールを送ってくれる。でも登っても登っても、頂上は遥かかなたに見える。

 

やっと頂上が間近に見えて来た時、工藤秀子さんと本多峯子さん(ウォーク)が下りて来た。本多さんに「もう少しじゃないよ。これからが一番大変だから、気を抜かないでしっかりね」と言われた。まさにその通り。後少しが本当に、本当に大変だった。もう数歩で頂上・・・・自然に笑顔がこぼれる。初対面の大平馨さん(滋賀県)と、丹野京子さん蔵本陽子さんが下りて来た。前半一緒に走った徳武さんと西原さんも、下りるところだった。皆満足そうな良い顔してるな〜!登りきったら疲れも吹き飛び、ゴールの横断幕へ全走力で飛び込んだ。(15時20分頃)頂上3,003mの神社で御祓いをしてもらった後、海抜0から持参した小石をそっと置いた。一人ほくそ笑み喜びを噛み締めた。頂上で飲んだ熱々のコンソメスープは格別だった。

 

今まで参加した大会の中で、一番きつくて辛かった。その分喜びもひとしお!東北にはない雄大な景色の中を走れただけで、モオ〜最高!今年の夏の一番の思い出!来年も雄山の頂上に立ちたい。そして今度は石だけじゃなく、日本海の海水を注ぎたい。また立山に戻って来ます・・・・必ず!

★ 雄山にそっと小石を置き土産頂上に立ち感動ひとしお  香峰

<エイドベスト5> @冷たい湧き水 Aお粥 B呉羽梨 Cソーメン Dコンソメスープ


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平成17年1月28日

鎌ニック・七福神巡り
1月22日


 2ヶ月前(11月20日)に「鎌ニック」に参加したばかりなのに、また夜行バスに揺られて来てしまった。7時前に大船駅に到着。−1℃とかなり冷え込んでいる。きっと晴れる事を信じて、スタバで時間を潰す。前日飲み過ぎてちょっと寝坊したゆのさんが、わざわざ8時頃に来てくれた。優しいな〜ありがとう!
 8時半頃に待ち合わせ場所へ。呼びかけ人の前田さんと下村さんが、すでに来ていた。下さんが時間より早く来てるのは奇跡ですね。次々に参加者が集まり、9時には17名全員集合。前田さんの先導で、いざ出発!加村さんが隣りで走っていたので、「さくら道」の時に肩を貸して貰ったお礼を言う。(この話しは涙無しには語れない、美談なんです)この時の事を、憶えていてくれた〜感激!

 最初は布袋尊の浄智寺。御利益があるんでしょうね。皆ふっくらお腹を触るから真っ黒。(さり〜さんが「腹黒いんだな」って)なぜか?胸も黒くなっていた。

(直に触れた七福神は、布袋さんだけでした)

 2箇所目は弁財天の鶴岡八幡宮。踏み切りで待たされて、皆を見失ってしまう。下さんが「前田さん鶴岡八幡宮好きじゃないから、寄らないよ」と言う。その言葉を信じて、3箇所目毘沙門天の宝戒寺へ向かった。でも誰の姿も見えず、ウロウロ迷子状態。捜しに来てくれた前田さんと、やっと遭遇。池の中にある弁財天を拝んだって。モォ〜下さん!鶴岡八幡宮に引き返してから、急いで皆の後を追い宝戒冶へ。

 祇園ハイキングコースからは、真っ青な空とキラキラ光る海が一望。そして前田邸も。4箇所目寿老人の妙隆寺と5箇所目恵比寿の本覚寺の後は、きつ〜い急坂を上って銭洗弁天へ。ゆのさんは5,000円札を濡らしていたが、はたして増えるだろうか?境内の木にチョロチョロとリスの姿が・・・・。愛らしいので写真を撮ろうと思ってカメラを向けたら、こっちにもあっちにもいるいるいる・・・・。もうリスの集団です。あんなにいると可愛らしさ半減。

  ★ 観光地わがもの顔で駆け回る野性を忘れた鎌倉のリス

 6箇所目大黒天の長谷寺を通過して、いよいよ2ヶ月前の心残りサザンの桑田さん御用達ミヤダイのコロッケ。さすが超有名!混んでいて並んでました。風が無くポカポカ陽気なので、由比ガ浜を眺めながら昼食。前田さんおごり(前田さんありがとう)の食パンに、揚げたての串刺しコロッケを挟んでガブッ!さすがゆのさ〜ん、ミニブルドッグソース持参・・・・偉い!ん〜美味しいけど、170円はちょっと高いかな。コロッケもパンも美味しかったけど、綺麗な海と澄んだ空気が一番の御馳走だった。

 稲村ガ崎海岸は目の前にそびえる富士山と、江ノ島のコントラストがGood!大ロケーションを眺めながらのラン。最高で〜す!!7箇所目福禄寿満福寺の階段を下りて来たら、眼下にえぼし岩が見えた。思わず「♪えぼし〜岩が遠〜くに見える〜♪」とチャコの海岸物語を口ずさんでしまう。(昨年の「箱根マラニック」一人寂しく走った事が頭をよぎる)

 ついに最後8箇所目、二つめの弁財天の江ノ島神社。江ノ島をぐるっと1周してから、遊覧船に乗った。波間に漂うカモメと大空高く飛び回るトンビ。パラグライダーも大空を舞っていた。窓のふちにあごをのせてず〜っと見ていたら、ゆのさんに遠足に来た小学生みたいだと言われた。ハイ!ゆのかわ先生、童心に返りました。

 江ノ島から大船までの、ラスト7キロ。前回はモノレールに乗った人が多かったのに、今回は全員ラン。膝故障の千葉さんがビールを買っていた。無理せずモノレールに乗るのかと思ったら、ビールでエネルギー補給してエンジン全開。ハイスピードで、突っ走って行った。ウルトラの時もほとんど食べずに、口にするのはビールだけと言っていた千葉さん。主食がビールと判明!他の人たちもあのジエットコースターコースを、軽いタッチで駆け抜けて行った。

 銭湯で汗を洗い流した後は、待ちに待った打ち上げ・懇親会・結局はただの飲み会。スーパードライがう・ま〜・い!料理が足りなかったり怪しい日本酒だったりしたが、いつものようにハイテンションで超盛り上がり〜!楽しい・楽し〜い一日は幕を閉じた。呼びかけ人の前田さん・ゆのさん・安田さん・下さんありがとう!絶好のマラソン日和に、鎌倉走り旅を一緒に満喫して、感動を共有した仲間達ありがとう!素晴らしい一日に感謝!ステキな仲間達にカンパ〜イ!!

  ★ 湘南の海と仲間が待っている優しさあふれる鎌ニックラン

 ★ 素晴らしい仲間に出会えた喜びをかみ締め巡る七人の神


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