平成15年6月19日開設 P-1
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香峰さん所属南仙台走友会のホームページ | ||
出口香峰の部屋 P-2 P-1 プログラム 2003・北緯40°秋田内陸リゾートカップ 高尾山マラニック9月14日(日) 「エコーライン」ラン 第104回湯けむりマラソン 2003年さくら道270Kmウルトラマラソン 完走記 第13回磐梯吾妻スカイラインウルトラマラソン |
10月29日 | ||||
2003・北緯40°秋田内陸リゾートカップ 第15回記念100`チャレンジマラソン(9月28日) |
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「秋田100`」は、4年前初めて参加したウルトラマラソン。ここは、わたし達のウルトラの原点。まだ夜が明けない午前5時、今年も無事にスタートラインに立てた幸せを噛み締めながら、スターウォーズのテーマソングが流れ、花火が打ち上がる中、角館をスタートした。 真っ暗な中に立ち並ぶ武家屋敷は、風情があり大好きな場所。程なく夜が明けた清々しい空気の中で、鈴木絆峰さんを見つけることが出来た。人込みの中だったので写真が撮れず、ゴールでの再会を約束する。(その後会えなかったので、写せばよかったと・・・・後悔) 5回連続参加なので、走り慣れた道に見慣れた風景だが、年々沿道での子供達の応援が増えているような気がする。かわいいエールと小さな掌から活力を貰ったから、きつい大覚野峠も走り通すことができた。峠の途中で「出口さ〜ん」と声を掛けられる。足の故障でリタイアした2軍さんだった。握手をして走りだしたが、写真を撮らなければ・・・・と慌てて引き返す。ちょうど内海豊次郎さんが上ってきたので写して貰う。(おかげで写真を写すほど、余裕しゃくしゃくだと噂が流れたようです) 10時20分頃50`地点に到着。故障の左足に少し違和感があったので、マッサージをして貰う。前・後ろ腰と念入りにしてくれた。走り始めた直後に、50`がスタート。(11時)40分も・・・・やり過ぎでは・・・・と、不安になる。やはり1`も行かないうちに、足がだるく重くなってきた。でも止める訳にはいかない。何としてもしそジュースまで、北緯40°まで行かなくちゃ・・・・! 重い足を引きずりようやく、人気bP私設エイドしそジュースへ。(約64`)しそジュースを作っている戸嶋さんは、友人佐藤正秀さんのお姉さん。(ちょっと誇らしくて自慢です)わざわざ正秀さんも秋田市から駆けつけ、迎えてくれた。二人とガッチリ握手を・・・・!ジュースを3杯飲み北緯40°で写真を撮り、わたしの中の第一関門クリア。 ★ ランナーの疲れを癒すしそジュース一気に飲み干しゴールを目指せ 足は相変わらずイマイチなので、とにかくトロトロゆっくりゴールを目指すことにした。70`を過ぎてから、突然のドシャ降り。わたしの前には、巨人軍団の斉藤親分が・・・・。この時は羨ましかった〜。傘がもう一回り大きかったら、背後霊のようにピタッと付いて走りたかったけど、ちょっと小さいネ。1時間以上も降り続き、ウェアが肌に張り付きシューズはグチュグチュ。 雨が上がり日が射しても、なかなか体が温まらない。森吉役場を過ぎてすぐ(約82`)の旅館の前で、毎年冷たい缶コーヒーを、ご馳走になっている。でも今年は皆、通り過ぎて行く。わたしも迷ったが、完走できなくても全エイド制覇目標は曲げられないので、感謝の気持ちを込めながら飲ませて頂いた。いくらも行かないうちに今度はスイカが・・・・。年配の御夫婦が、一生懸命に切ってくれている。お腹を壊さないことを願いながら、やはり食べさせて貰った。 ようやく残り10`の看板が見えた。これが見えると単純なわたしは、急に元気になる。足が少し軽くなり、痛みも取れたような気がするから不思議だ。9`・8`・7`・・・・後少しだと、自分に言い聞かせる。残り5`を過ぎトンネルを抜けたら、ん〜見覚えのある後ろ姿が・・・・。な・な・なんと出口進が・・・・。絶好調だったから、とっくにゴールしてると思ったのにどうしたの???「え〜い、追い越しちゃえ」と思ったのに、「一緒にゴールしよう」だってさ〜。「そりゃあないでしょう。ズルイ!それにヤバイヨ、ヤバイヨ。一緒にゴールしたら、皆に何言われるか。本当におしどり賞・・・・なんて、ちゃかされるう〜」(以上心の声でした) その時に救世主・・・・登場!最終エイド(96.49`)に、増井和則さんの姿が・・・・。それからはより一層足が軽くなり、鷹巣商店街の大声援と大太鼓に迎えられ、3人一緒にゴールへ飛び込んだ。増井さんありがとう!感謝で〜す! 12時間19分21秒ワーストタイムのゴールだったが、仲間との再会や新しい出逢いがあり、大きく大きく輪が広がり今までで一番中身の濃い、充実した大会だった。 来年もまた新しい出逢いを求めて、多くの仲間と「秋田路」を走りたいと思っている。 ★ あと少し大太鼓の音鳴り響く喜びかみ締めゴールへ飛びこむ エイドベスト5 1.しそジュース 2.かぼちゃ(2種類あったけど、ホクホクした方) 3.ぶどう漬け(山ぶどうで漬けた大根・外側が紫色) 4.ごま団子(なめこ汁の傍にひっそりあったので、気付かない人もいたかも) 5.なめこ汁(今年は山菜入りでした) 次点 スイカ&マルメロ(地元の特産です) 以上 秋田は美味しい物が満載です。大会関係者やボランティアスタッフの皆さんに、感謝の気持ちを込めて、エイド20ヶ所(私設を含めたら、もっとありますね)全部に、立ち寄ることにしています。完走は勿論嬉しいけれど、5年連続全エイド制覇・・・・が一番!これからも記録更新のために、日々胃腸強化に努めます。ファイト! |
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10月29日 | ||
高尾山マラニック9月14日(日) |
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「さくら道」で出会った仲間と、そこからの輪で知り合った仲間に会う為に、物好きなわたしはわざわざ上京。一人で歩く15年ぶりの東京。明日走る高尾山は28年ぶり。故郷にいる幼なじみとの、数十年ぶりの再会のように、わたしはワクワクしていた。 早朝、調布にある公団の9階から(兄の自宅)見えた、雲一つ無い真っ青な空にくっきりと浮かぶ黒富士山。こんなにも綺麗に見えることは、めったにないらしい。何だか良い一日になりそう・・・・。 ★ 良いことがきっとありそうな予感するくっきりそびえる黒富士の山 9時過ぎに、高尾山口駅に到着。10時スタートだから早すぎたかなと思ったら、ゆのさんの姿が・・・・。「いのぶた」グループは別ルートで走るようで、結局集まったのは6人(ゆのさん・堀切さん・酒井さん・浅野夫妻)。ちょっと寂しいけど、ビアガーデンに大勢集まることを期待してスタートした。 表参道はものすごい人込みなので、裏高尾から入る。スタートしてすぐ、MICHIKOさんお勧めの「するはしの豆腐屋」さんが・・・・。まだほとんど消費していないのに、ざる豆腐と豆腐ドーナツを補給してしまった。これから真面目に走らなければ・・・・。 「いのぶた」のウォーキング部だと言う浅野夫妻と酒井さんと別れ、3人で陣馬山を目指すことに・・・・。ところが城山あたりで、堀切さんもいなくなってしまう。トレールあり階段ありのきつい上りの、なかなかタフなコース。南仙台走友会のキ印の仲間が、大喜びしそうなコースだ。途中折り返してきた「いのぶた」グループとすれ違う。もう戻って来たんだ・・・・羨ましい。 昼過ぎに、やっと陣馬山の頂上へ。青空にいつの間にか薄黒い雲が広がり、雲行きが怪しくなってきた。昼食と休憩もそこそこに、早めに引き返した。 帰りは下りだから楽だと甘く見ていたら、大間違いだった。雨が降り出し山道はツルツルに滑り、思うように走れない。滑ってしりもちはつくし散々。ここではぐれたらドラマ(ひとつ屋根の下)のように遭難して、皆の笑い者になっちゃうよ〜と思い、必死にゆのさんの後を付いて行った。 高尾山に上り、薬王院から表参道に下りて来た時には、雨は上がっていたので、無事にビアガーデンで飲めるぅ〜と思ったら、一気に疲れが吹き飛んでしまった。 ビアガーデンに並ぶ列の中に、雲峰師匠が・・・・。フランス土産のワイン持参で、本当に来てくれました。急いで着替えてビアガーデンへ。そこにはすでに前田さんも・・・・。「キャア〜嬉しい!」わざわざ高速バスに乗ってきたかいがありました。二人への挨拶もそこそこに、とにかく喉がカラカラ・・・・ビール・ビール・・・・。ここは数種類から、好きなビールを選べるから最高!キリン→黒生→キリン・・・・最後の2杯は、師匠に運んで頂き恐縮です。 2時間の予定が、延長して4時間に。え〜もうそんなに・・・・というぐらい、あっという間でした。憧れの加村さんに「さくら道」のお礼が言えたし、主人が一緒にゴールした、田森さんの御主人に偶然会えたし、実りの多い充実した一時でした。ラン&ビアガーデンに参加した皆さん、「とっても楽しかったです」ありがとう!またきっと会いましょう・・・・! ★ 気の合った仲間とジョッキかたむける走ったあとの至福の一時 |
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7月24日 | ||
「エコーライン」ラン |
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7月19日(土)雨にもメゲずに12人のキ印の仲間達と、今シーズン最初の「エコーライン」ランを行った。前日からず〜っと雨、内心わたしは、「誰か止めようって言わないかな」と思っていた。でもすでに皆、ドップリ漬かったキ印です。 6時半スタート。標高1,200mの刈田岳頂上目指して、19.2キロの上りを各自のペースで、黙々と走り続けた。例年のカンカン照りよりは走りやすく、2時間足らずで頂上へ到着。冷えた体をストーブで温めながら、山形名物の玉こんにゃくを食べて、しばし休息。 復路は皆の大好きな下り。(わたしは、苦手です)懲りずに降り続けている雨の中を、皆は猛スピードで駆け下りた。走り終わってから遠刈田温泉で温まりながら、疲れを癒した。 このコースは「秋田100キロ」(9月28日)まで、あと2回行う予定です。何回走っても往路は、きついです。でも澄んだ空気の中で、自然を満喫する事が出来るので、清々しい気持ちになります。 参加者募集中で〜す。一緒に「みちのく路」を、走りましょう! ★ 邪心をそぼ降る雨で洗い流し純真無垢でひた向きに走れ 香峰
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7月14日 | ||
雲峰さん
今頃どこを旅しているのでしょうか?
旅先からゆのさんにメール送信・・・まめですね。メールを送る心のゆとりがあるぐらい、充実してるのでしょう。でもそろそろ終盤ですね。心おきなく楽しんで、満喫して下さい。・・・・と言っても雲峰さんがこれを読むのは、帰って来てからですね。今届けられないのが、歯がゆいです。
7月6日(日)仲間と(南仙台走友会)恒例の、さくらんぼ狩りに行って来ました。
(実家が山形東根市でさくらんぼ園をやっている、メンバーがいるので今年で4回目です)
前日までの雨が嘘のような大晴天の下、ラン・温泉・バーベキュウ・いも煮・さくらんぼ採り放題大いに楽しみ、充実した一日でした。
★ 風に揺れキラキラ輝くルビー粒含めば広がる初夏の香り 香峰
★ 射を浴びて赤く色づく愛しい子可憐な姿に笑顔ほころぶ 香峰
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6月23日 | ||
第104回湯けむりマラソン |
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福島市飯坂町在住の森政信さん(フル100回楽走会)が、福島県ではフルマラソンが開催されていないので、「国盗り」(全国のフルマラソン大会に参加する事)のために、2000年9月に始めた「飯坂温泉湯けむりマラソン」。6月22日に、南仙台走友会の仲間9人と参加した。 眩しい深緑、りんご・桃・サクランボ畑の点在する自然豊かな中で、川のせせらぎを聞きながら気持ち良く走った・・・・と言いたいところですが、うんざりするような暑さで福島の最高気温は29℃。おそらく飯坂はそれ以上と思われ、アスファルトの照り返しもありモォーグロッキー。川のせせらぎも耳に入らず、自然を満喫する余裕もない。エイドで休憩を取りながら、20キロを走るのがやっとだった。 走り終わった後は飯坂の源泉と、冷たいビールと手作り豆腐(森さんは豆腐屋さんです)が待っている。ここで多くの人と知り合い、仲間の輪が広がった。今回は東京の住川さん、名古屋の池田さんと遠方からの参加者もいた。ウルトラ・トライアスロンなどそれぞれ目標は違っても、走る事に対する熱い思いは同じだと思う。なかなか個性的で、ユニークキャラの仲間が集まります。「峰倶楽部」の皆さんも一度どうですか? ★ 湯煙に誘われ集う同志たち尽きることないマラソン談義 香峰 ◇ 会場 飯坂温泉集会所(スタート・ゴール) ◇ 種目 最長50Kとし(フル・30K・20K・10K・5K)自由に選択 1往復5Kコース 入浴・休憩のみも可 ◇ 受付 土曜日(13時30分〜) 日曜日(9時〜) ◇ スタート 各自の都合で自由にスタート ◇ 制限時間 なし(ただし入浴・休憩は土曜日20時、日曜日17時まで) ◇ 計時記録 各自で計測 ◇ エイド 水・バナナ・パンetcあり ◇ 参加費 500円(入浴・休憩料・ビール1本・豆腐付き) ◇ 申し込み 問い合わせは下記まで 〒960−0201 福島市飯坂町字さいかち町39−18 TEL 024−542−2429 FAX 024−542−2472 携帯 090−6455−7701 森 政信さん |
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6月19日 | ||
2003年さくら道270Kmウルトラマラソン 完走記 |
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南仙台走友会/宮城UMC 出口 香峰(No.267) | ||
1. スタート 午前7時にJR東海バス名古屋営業所を、約300人の同志と共にスタート。緑豊かな官庁街、早朝の爽やかな空気が心地よい。気が付いたら、最下位集団に。無意識に林さんのアドバイス通り、「ビリでも良いから、ゆっくり行け」になっていた。 2.〜裁判所前(27.3キロ) 官庁街を抜けてからは、工藤秀子さんと一緒で心強かった。早くも陽射しが強く、暑くなりそう。天下のキリンビール工場前「私設エイドをして、ビールぐらい出してくれても良いのに」と、文句を言いながら通り過ぎる。朝食が早かったので、すでに空腹・・・。裁判所前でバターロールをほおばる。最高齢参加者渡辺実さん(76歳)と一緒になる。前向きなチャレンジ精神に、頭が下がる。 3.〜ローソン(40キロ) 12時が過ぎ、私のお腹は限界に・・・。耐え切れずヤマザキへはいるが食料ゼロ。後ろからきた4回目のエントリーという女性2人組が、「少し先にローソンがあり、そこはたくさんあるから大丈夫」と教えてくれた。やっとおにぎりとプリン(工藤さんの消化の良くて甘い物と言うアドバイス)の昼食にありつく。 4.〜関(59.1キロ) 7回エントリー昨年は完走しているという、温泉川清志さんと一緒になる。自然観察をして、メモをとりながら走っている。時々横道にそれていなくなり突然現れる、変幻自在ユニークな人。3人で走っていたつもりだったのに、いつに間にか工藤さと離れ離れに・・・・心細くなる。食料豊富な関の私設エイドで、ソーメン・パン・イチゴを食べ出発しようとしたら、ジャーンスイカ登場。慌てて引き返し大きいところをパク・・・・甘くて美味しかった!「よ〜し一人で頑張るぞォ」 5.〜美農市役所(66.4キロ) ず〜っと遥か先を行っているはずの、出口進の姿を発見!私の姿を見ると、急にスピ−ドアップする・・・・不思議な人。おかげで元気回復したのでは? 6.〜ミニパーク下田の渡し(78.4キロ) 故障している左足に少し痛みが出てきた時、グッドタイミング!ボランティアでマッサージとアイシングをして貰った。しかもラッキー、一番ハンサムなお兄さん(ヤッター)長い道中だから、ほんの些細な事に楽しみを見いださないと、やってられないもんネ。17時過ぎこれから徐々に暗くなるので、出発前に地図を確認していたら、女子最年長の中江つぎ江さん(66歳)が、「地図を見ながらより、コースを知ってる人の後を着いて行く方が楽だよ」とアドバイスしてくれた。ボランティアを含め、10回参加している千田虎峰さんが出発するところだったので、着いて行かせて貰う。 7.〜郡上八幡(95.8キロ) 楽しみにしていた郡上牛乳。お腹が気になったが、美味しかったので2本飲んでしまう。冷えてきた体に熱々のおじやが、とてもありがたかった。 8.〜おくみの農協大和南支店前(105.1キロ) スタートの向かえが会社だという、初エントリーの広瀬幸男さんと一緒になる。部下の若者2人が、車で応援してくれていた。 9.〜民宿さとう前(117.5キロ) 外灯も無く真っ暗なきつい上り坂だが、白線で矢印を書いてくれている。「でも雨の時は、消えちゃうんだよ」と千田さん。満天の星空も綺麗だし、晴れていてラッキーでした。上り切る手前で、折り返して来た出口進と再び遭遇。私に会ったから、また張り切るでしょう。やっとたどり着いた「佐藤良二君顕彰碑」は、真っ暗でほとんど見えない。ここだけは、ライトアップして欲しかった。しばらくはエイドがないので、おにぎり・豚汁(しょっぱかった)・果物・フルーツゼリーetcしっかりとお腹に詰め込んだ。左足にお医者さん?からテーピングして貰った。 10.ひるがの分水嶺(140キロ) 千田さんと一緒なので、夜道も地図なしでOK!夜中に駅舎で早朝にバス停で、それぞれ30分ぐらいずつ仮眠をした。少し寒かったがあまり冷え込まなかったので、何とかしのぐ事が出来た。ひるがの分水嶺では、すっかり明るくなっていた。ツーバーナーで焼いてくれた熱々のたこ焼きは、すきっ腹にありがたかった。胃を痛めてしまった清野久子さんは、「大好きなのに食べられない」と残念そう。私も気を付けなくっては・・・・。評判のてぬきうどんは、ネギがたっぷりで美味しかった。手は抜かざるを得ないけど、心はこもってるからね。 11.〜荘川桜(154.7キロ) 大会側で設置してくれている、唯一のエイド。またマッサージをして貰う。今度はハンサムなお兄ちゃんじゃなく、ちょっとがっかり。(愛嬌のある顔してました)順番だから仕方がない。ずっと淡白な物が続いていたので、ここのカレーライスは嬉かった。(守さんは、カレーうどんにしたとか。ん〜それも良いね。来年は私も・・・・って、また出るの?) 12.〜平瀬・田口建設(168.2キロ) 2回も仮眠しているのに、どうしても瞼が重くなる。枯葉の上にパーカーを敷いて、また30分程仮眠をした。(千田さんは待っていてくれると言ってくれたが、先に行って貰う)歩道が無く大型車もすれ違えないような、悲惨なトンネル。壁にへばつくようにしてようやく抜けたら、千田さんの姿が・・・・。「少し休んでたんだ」と言ってたけど、きっと待っていてくれたのだと思う。昨日初めて会ったばかりなのに、ありがたい。また着いて行こうとしたのに、左足が重くってだるくて動かない。歩くのもつらくなってきた。左足を見たら、膝の後ろからかかとまで紫色に・・・・。「え〜これどうしちゃったの?」自分でも原因が分からない。「もしかしてテーピングの上から、マッサージしたから?」思いあたる事はそれしかないので、慌ててテーピングを剥がしてみた。少しずつ楽になり、何とか走れるようになった時には、千田さんの姿は見えなくなっていた。今度こそ本当に、一人旅・・・・。お粥と果物をいっぱい食べて、「よ〜し、一人でも頑張るぞォ」と気合を入れ直した。 13.〜白川郷合掌集落(179.5キロ) みたらしだんごと五平餅を、絶対食べよう・・・・と思っていたのにすごく並んでいて、仕方なく諦める。がっかり(並んででも食べれば良かった・・・・と後悔。来年は必ず・・・・)晴天のゴールデンウィーク、多くの観光客で賑わっている。皆楽しそう。「それなのに私は、リュックを背負って汗だくになって、何をやってるんだろう?」ちょっと投げやりな気持ちになった時、「金沢まで行くの?へ〜凄いね。頑張って」と観光客に励まされた。「そう!私は何としてでも、金沢まで行くんだ」再び闘志が湧いてきた。 14.〜道の駅「上平」ささら館(197.3キロ) お腹がペコペコでささら館まで我慢出来るか・・・・と思っていた時、御夫婦でやってくれているエイドがあった。(飯島トンネルを抜けた所)しかしお腹にたまりそうな物はアンパンだけ。贅沢は言ってられない、ムシャムシャと美味しそうに食べさせて貰った。御主人が「ここでこれだけ食欲があれば、あんたは大丈夫完走出来る」と言ってくれた。食欲と関係あるのかな・・・・と思ったが「よし、その言葉を信じよう」いつまでもしつこく食べていたら、前田昇さん、石井元治さんと一緒になる。奥さんが、「去年前田さんと後半一緒に走ったら、5分前にゴール出来たから着いて行けば良いよ」と嬉しい情報を教えてくれた。短かった一人旅、ここで終了。これから暗くなって来る。また地図なしで行ける・・・・感謝!アンパンだけでは物足りなかったので、うどんを食べてパーカーを着て夜に備えた。 15.〜下梨(209.2キロ) 時々直立不可能になるぐらい、強風が吹く。天気予報通り雨が降るのか、冷たい風ではなく暖かい風。私達が時間内完走のギリギリのラインらしく、エイドもしまう寸前。これから最大の難所、五箇山の坂を上る。温かい卵スープをしっかり飲んで頑張るぞォ。ここのトイレは広くて綺麗、お勧めです。 16.〜大鋸屋(223.1キロ) 最大の難所と一番長い3キロのトンネルを過ぎて、ほっと一息をつく。マッサージボランティアには誰も並んでない、やってもらいたかったが、私達には時間的に余裕が無い。丁重にお断りする。これからは下りなので、少しペースを上げて走った。 17.〜福光町役場前(230キロ) 遠くに街の灯りがみえる。やっと山の中から、街の中に来たような気がしてきた。「これからが、長いんだよ」と前田さん。まだまだ油断せずに、頑張らなくっては・・・・。 18.〜森本T字路(252.1キロ) やっと県境も過ぎた。冷え込みもあまりないので、ゴールの事を考えてパーカーを脱ぎTシャツになる。やっぱりゴールする時は、「南仙台走友会」が見えなきゃねッ。計算上は、ギリギリセーフのよう。前田さんが「余裕を持ちたいので、少しペースを上げよう」と言ってスピードアップした。何とか着いて行きたいけどとても無理。あっという間に姿が見えなくなった。ラストはやっぱり一人か・・・・と思っていたら、ちゃんと待っていてくれた。エイドで時間がないので、休憩しょうかどうかまよっていると、「こんなに遅い自分達の為にやってくれているんだから、休ませて貰おう」と言う。何て心の広い人なんだろう。この直後、私に天罰が・・・・。突然のドシャ降り、横殴りの強風。ゴールシーンを思い描いた私は、罰があたったんだ。きっとウルトラの神様が、「甘く見るな」と怒ったんでしょう。 19.〜兼六園・佐藤桜(258.7キロ) 神様に怒られて、目が覚めた。急に足が軽くなりドシャ降りの中、前田さんと猛ダッシュ。ところが、石井さんとまた一緒になった千田さんが着いて来れない。「時間がない、時間がない」私は焦って、ハラハラしていた。でも前田さんは、「ここまで一緒に来たのだから、待ってよう」と何の迷いもなく言う。前田さんの、人間としての大きさを思い知った。 20.〜二口町(262.5キロ) 何回もエントリーしている前田さんでも、毎年街並みが変わり迷ってしまうらしい。「あれ、あれ?」と右往左往していたら、後ろから千田さんの「武蔵ヶ辻を曲がる」と言う声が聞こえた。助かったこれで間に合うかも・・・・。 21.〜ルネス金沢(ゴール) 7時20分前・・・15分前・・・刻一刻と時間が過ぎて行く。最後の直線は、どこにそんな力が残っていたのかと、自分でも信じられない程のスピードで駆け抜けた。前田さんと一緒に、感動のゴールテープを切った。すぐ後から石井さんと千田さんもゴール。海宝さんと握手しながら、「嬉しい!嬉しい!」を連発してしまった。4月30日(水)6時53分 所要時間 47時間53分07秒 ★ 出会ったランナー達 ・ No14 山田 忠三さん 68歳 神奈川県 スタート直後「去年秋田100キロでいたよね」と言われる。「走り方で分かったよ。秋田の時に、後半ずっと一緒に走らせて貰いました」え〜知りませんでした。「秋田11時間なら、×4で44時間でゴール出来るよ」と言ってくれたけど、そんなに甘くはなかったです。 ・ No17 石井 元治さん 43歳 愛知県 巨人軍団会員No2(斉藤親分の次)最初はウルトラをしていなかったが、大会の時に海宝さんと同じ宿になったのが運のつき。ウルトラに引きずり込まれてしまった。 ・ No125 渡辺 実さん 76歳 山口県 参加者最年長。時間内完走目指していたけど、残念ながらリタイア。でも、チャレジ精神に拍手! ・ No153 清野 広美さん 53歳 神奈川県 今回も仲間達と、楽しそうに走ってました。秋田100キロでは、毎年夫婦で完走する。本当の「おしどり賞」 ・ No154 清野 久子さん 52歳 神奈川県 途中胃を痛めたのにもかかわらず、後半見事に復活。粘り強い精神力に脱帽です。 ・ No144 前田 昇さん 52歳 神奈川県 後半ず〜っと引っぱってくれた。私にかまわずに一人で走ったら、もっと余裕でゴ−ル出来たのに。「完走請け負い人」を命名させていただきます。「ありがとう。感謝」の一言です。 ・ No246 温泉川 清志さん 50歳 東京都 ひょうひょうとしていて、ユニークな人。ハーフタイツを忘れて来て、走っている途中で買って、公園のトイレではきかえた。「スーパーマンは、電話BOXで着替えるんだけど・・・」だって。岐阜に別荘を所有してるとか・・・・。もっと親しくなりたい、お友達になりた〜いね。 ・ No266 中江 つぎ江さん 66歳 栃木県 女子最年長者。とても60代には見えません。50代だと思ってました。北海道 縦断レースに出場して、完走しているらしい。 ・ No286 広瀬 幸男さん 51歳 愛知県 体力より気力が切れて、部下の車に乗ってしまったようです。私が完走したを知って、「よ〜し俺も絶対来年完走するぞ。また一緒に走ろうや」とリベンジを誓ってました。「てんごの夢」(佐藤良二さんの唄)を聞いて、目をうるうるさせてました。人情があるんですね。 ・ No292 千田 虎峰さん 64歳 愛知県 今回、一番お世話になった人。ボランティアを含めて、10連続参加しているだけあって会うランナー、ボランテアスタッフは皆知り合い。顔の広さにびっくり!昨年「台原森林公園10時間走」でフルを走り、百回楽走会の国盗りを達成。だから秋山さん、芳野さんとは知り合いでした。それで私の事を、引っぱってくれたのかも。やはり「ありがとう。感謝」の一言です。 ・ その他、Noを忘れてしまった人もたくさんいます。出会ったすべての人に「ありがとう。感謝」しています。また絶対必ず会いましょう! ★ 自己チェック ・ ボランティアマッサージは、並ぶし時間をかけて丁寧にしてくれるので、かなり時間ロスになるが、疲れも痛みもとれて足が軽くなるので、絶対にやって貰った方が良いと思う。 ○ ・ 何でも美味しくムシャムシャ食べられて、食後にすぐ走れる強靭な胃腸が不可欠。心のこもった、すべてのエイドを制覇出来て大満足。ただし、通過するのが遅かったりドシャ降りになると、閉めてしまう事もあるので要注意! ◎ ・ 地図なしで走れたおかげで、景色を眺めたり標識を見たりしていたので、直射日光で目をやられてしまった。(2日間共日中は晴天、最高気温26〜27℃)30分ぐらいずつ3回も仮眠したのに、瞼が重くなったのはそれが原因のよう。サングラスをすれば良かった。 × ・ 唇が日焼けでヒリヒリ、ガサガサ。リップクリームは必需品。 × ・ 100キロの時いつも喉を痛めるので、イソジン・紙コップ・喉ぬーるを携帯した。喉ぬーるを途中で塗ったが、頻繁に飲み食いするので、とれてしまい効果があったかは疑問。イソジンで時々うがいをしたからか、100キロの時よりスピードがゆっくりでハアハア息をしないせいか、食事に支障がでるほど痛くならなかった。△ ・ 前日の守さんのアドバイスで、リュックの肩ひもにタオルを巻いた。(安全ピンでとめた)おかげで肩に痛みはでなかった。 ○ ・ リュックが当たった腰のところがすれたが、すぐハーフパンツの後ろにタオルをはさんだので、大丈夫だった。最初からはさんでおけば良かった。 △ ・ ゼッケンベルトの金具の所がすれた。先輩参加者のように、洗濯バサミが良いかも。× ・ 地図は一枚ずつビニールに入れた。ラストドシャ降りになったので、濡れずに見る事が出来た。 ◎ ・ 名古屋市街地、ひばりがたくさんいた。その中に少し大きめの、きじに似た野鳥を発見。ケリとか・・?温泉川さんが地元の人に聞いて、わざわざ教えてくれた。 ◎ ・ 体重はほとんど変化なし、体脂肪率は2%ぐらい減ったが、2〜3日後に戻っていた。 ○ ・ 100キロの時より筋肉痛はないが、足がだるくて帰りの電車の中は少し辛かった。△ ・ 足がむくむので帰りは、大きめのシューズorサンダルが良いと思う。 △ ・ 左足の甲が腫れた。ひどくなると、疲労骨折するらしい、左のシューズの紐をゆるくしておけば良かった。 △ ・ レース3日後の練習会3日(土)、ゆっくりなら練習会コース(11キロ)を走る事が出来た。 ○ ★ エイドベスト5 ・ 1、カレーライス 2、たこ焼き 3、お粥 4、てぬきうどん 5、スイカ 次点 郡上牛乳とフルーツゼリー ★ 感想 ・ 「秋田100キロ」の時よりも、かなり走り込み不足で臨んだ、初エントリーの「さくら道270キロ」。勿論完走はしたいけど、絶対に無理だと思っていた。楽しめて行ける所まで行けば良い。いや、時間外でも良いから、ゴールまで行きたい。そう思いながら、ずっと走っていた。でも素晴らしい人達にめぐり会えたおかげで、奇跡の時間内完走を果たす事が出来た。 100キロとは違った、新しい世界の扉を開けてしまった・・・・それも今まで出会った事がなかった、ステキな夢のような世界・・・・。こんな世界もあったんだ・・・・嬉しくて幸せで、身震いしてしまう。この世界に招待してくれた、守さん、林さん、この世界を作り上げてくれた海宝さん、この世界で出会ったたくさんのウルトラ狂ランナーとボランティアスタッフの皆さん、一緒に参加した西田さん、工藤さん、本多さん、丹野さん、温かいエールを送ってくれた南仙台走友会とU・M・Cの仲間達、見送りに来てくれた松岡さん、心から感謝しています。本当にありがとう!しばらくは、良い人でいられそうです。来年も行きたい〜よォ☆☆☆☆☆☆☆☆! 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6月19日 | ||
第13回磐梯吾妻スカイラインウルトラマラソン |
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福島クレージートライアスロンクラブ主催の、第13回磐梯吾妻スカイラインウルトラマラソンが、5月25日に土湯温泉を発着点とするコースで行われ、70キロと50キロにウルトラ愛好者約110名が出場した。わたしは宮城U・M・Cの仲間5人と、70キロに参加した。 昨年は好天で、大パノラマを一望することができた。今年はもやっていて、景色を眺めながら走ることはできなかったが、白い霧の中に浮かび上がる可憐な山桜、ひっそり咲いていた水芭蕉、壁画のように点在していた残雪などの自然を満喫し、ランナーとボランティアスタッフとの親睦を図りながら、楽しんで走ることができた。 湯けむりマラソンの主催者森政信さんは、フル100回楽走会のピンクの半被を着て、標高差1500mのきつい上りを軽快に駆け上がり、あっという間に見えなくなった。しかしゴールは、私より1時間も後?不思議に思っていたら、途中山菜採りを楽しんだと言う。さすが地元、大きなビニール袋を抱えていた。 大会の主旨が「ゆっくり、ゆったりと走る。スピードを競う大会ではない」なので、参加者の目的はさまざまだ。森さんに山菜のある場所を教えてもらい、来年はわたしも山菜採りを楽しみ、たくさんお土産を持って帰りたいと思う。 車で移動するユニークなエイド、走り終わった後の名湯、和やかな雰囲気の完走パーティーなど、遊び心満載の大会なので、毎年違う楽しさを発見することができる。来年もまた仲間と一緒に、参加しようと思っている。 |
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