コースまたわれは勝手に短縮し走れず歩む毎年のこと

わが参加コース自前の設定は了解済みなり呼びかけ人に（鈴木正一氏）

前夜雨激しく降りて黒雲の残る早朝五時スタートす

スイパーはわれを無視して先行す呼びかけ人に告げられたると

大幅に端折りてエイドの通過点われの給水ビール頂く

道の辺の太き野蒜を採りて行くわが好物の味噌和へにせむ

佐渡見ゆる展望台に立ち見れば遥か微かに海原に浮く

風出でて冷たき雨の降り出づるビニール袋を被りて凌ぐ

特別にわがままの利く大会に感謝をしつつ悠々ゴール

打ち上げの日本酒うまし酔眼に船に乗りたる記憶はおぼろ

残したる海山の幸惜しまるる帰路の車中も飲みつつ惜しむ

年長の友はうはばみ付き合ひてわれ翌朝の日課をなせず（ひげ加来さん）

野蒜和へ誠に旨し来年は倍ほど採らむと企み出でむ

デジカメの画像消失パソコンに取り込みたるが何時知らずこそ

海の幸山の幸の豊富な島です。あまりに見事な野蒜、採ろうとしたところいとも簡単に引き抜けました。1本だけ持ち帰るわけにもいかず左手一握り分失敬することになりました。これがまた味噌和えにしてうまかったこと。来年は倍ほど採ろうと企んでいます。いやいや売り物があれば買って帰ろうと思います・・・。

デジカメの写真が何かの手違いで、消失してしまったのは誠に残念なことです。いつもはパソコンに取り込んだ後もデジカメにしばらくは残しておくのですが、間の悪く消去してしまった後に気づいたのでした・・・。