平成23年 2011年 マラソンの歌33号-13
  塩の道・秋葉街道-4  
上村(小澤橋)~地蔵峠~鹿塩温泉~分杭峠~戸台バス停
fc2web





土砂降りの雨となりたり増水が気になる川の塩の道辿る

堰堤に道閉ざされて引き返す今日の宿まで如何に辿らむ

 

偶然に遭ひたる道の管理人に案内されて再度引き返す

増水の川を渡るが目隠しに成りて道標見えなかりけり

 

十五年前の写真と大違ひ覆ひし熊笹消え失せてなし(地蔵峠)

昼時を過ぎても食べるところなし仲間らリンゴを齧りて凌ぐ

 

姉のゐる大鹿村もご無沙汰に病気見舞ひも延び延びにをり

本日の最後の難所中尾峠闇に閉ざされ車道を辿る

 

山塩の鹿塩温泉源泉を飲めば真にしょっぱかりけり(山景館)

秋葉古道落ち葉散り積み弾むなり歩めばゆかし足に優しく

 

先年は闇夜に辿りて知らざりきかくもゆかしき古道残るを

山猿に山姥たくまし丸太橋怖づることなくすたすた渡る(仲間の2人)

 

行政の境界越えれば道標が変はるを辿る秋葉街道(飯田市上村~大鹿村~伊那市)

孝行猿碑探して思はぬ道発見三峰(みぶ)川右岸の古道を下る

 

川沿ひに古道残るを辿りたり分杭峠の登り下りに

今回の終着戸台口バス停に次回再びタクシーならむ

 


参考1、塩の道・秋葉街道編-1相良~掛川~森
参考2、塩の道・秋葉街道編-2 森~秋葉神社下社~西渡
参考3、塩の道・秋葉街道-3 大輪橋~西渡~水窪~青崩峠~和田宿~上村(小澤橋)
参考4、15年前(平成8年)塩の道マラソンの歌


★ 熊笹のおほふを両手にかきわけて出づれば峠友ら待ちをり(地蔵峠)


呼びかけ人田中義巳氏

第29回 東海道完歩会・秋葉街道編④のお知らせ
投稿日:10月18日(火)12時28分 >>-- 投稿名:呼びかけ人 --<<
第29回 東海道完歩会・秋葉街道編④のお知らせ
今回は、塩の道・秋葉街道の難所・地蔵峠を越え鹿塩郷へ入ります。スタートは、上村はずれの小沢橋です。ここから北上し、山間の旧道と山道を通り地蔵峠を越え、鹿塩郷に入り、大鹿村から分杭峠を越え市野瀬・戸台へ向います。
その後は、高遠、諏訪湖、松本、糸魚川、日本海へ
■とき 2011年10月22日(土)~23日(日)
■集合 10月22日(土)AM7:00 JR飯田線・飯田駅
※バスの便が少ないため、飯田駅よりタクシーに分乗してスタート地点に向います。
※飯田での前泊が必要です。呼びかけ人は、飯田駅前の飯田ステーションホテルまつむら(0265-22-4411)に前泊。   ※飯田へは、名古屋・東京方面共高速バス利用が便利です。
■コース  飯田駅→(タクシーで)小沢橋バス停→地蔵峠→安康露頭→松下家住宅→大碩神社→中央構造線博物館→中尾峠→鹿塩温泉・山景館→矢立木→分杭峠→孝行猿碑→上村または戸台→(バスで)伊那市駅(15:57または18:50着)【歩行予定45km】
東京方面 ※伊那市バス乗り場16:25発→(高速バス)→新宿駅前バス乗り場19:45着
※伊那市バス乗り場19:19発→(高速バス)→新宿駅前バス乗り場22:45着
名古屋方面 ※伊那市バス乗り場16:00発→(高速バス)→名古屋BC19:11着
 名古屋方面へは、飯田までJRで行き、高速バスに乗る方が早くなる場合があります。
■勉強会テーマ  秋葉街道遠山郷、大鹿村について 
※ 参加の方は宿泊の有無を、10月20日(水)21時までに連絡下さい。
■行動中の連絡先 090-3096-7831 または  tabi-chan@docomo.ne.jp
 コースは、秋葉街道ルートが通行不能のため林道等を迂回する箇所が多くなりそうです。
今回も、交通不便なルートで、飯田での前泊が必要です。翌日は、バスの時間だと遅くなるため、am7:00にタクシー利用で上村・小沢橋バス停へ向いスタートの予定です。
22日の宿泊は、距離的にベストポジションにある鹿塩温泉・山景館(1泊2食、10560円)0265-39-2337となりました。
23日の帰途は、伊那市長谷市野瀬・上村バス停、または戸台口バス停から高遠へ向かい。バスを乗り換えて、伊那市駅からの、高速バス利用、またはJR飯田線・中央線利用になります。上村バス停14:50→伊那市駅15:57、または、上村バス停17:40→伊那市駅18:50となります。14:50のバスに乗れなかった場合は、高遠方面へバスの時間まで進む予定です。
東京方面、※ 伊那市駅16:10発、岡谷経由、特急あずさ利用で、新宿19:36着。
      ※ 伊那市駅19:14発、岡谷経由、特急あずさ利用で、新宿22:37着。 
名古屋方面、※ 伊那市駅19:14発、岡谷・塩尻経由、特急しなの利用で、名古屋22:33着


前回の終点からの出発は大変不便なところで、前泊の飯田駅前からタクシーで行くことになりました。何人参加か判らないままに、私は弟に乗用車の応援を頼みました。結果、ワゴン車のタクシー1台に7人と弟の車に3人の合計10人でした。弟には皆さんに大きな信州リンゴ「信濃スイート」1個ずつありがとう。昼飯を食べるところが無く、皆さん持ち合わせの物を分け合って食べたのですが、大きなリンゴを丸かじりしつつ、甘くておいしいと喜んでくれてなによりでした。

ともあれ、地蔵峠には土砂降りの雨の中、堰堤で行き止まりにはまいりました。手分けしてあちこち探しましたが見つかりません。仕方なくバックしたのですが、その後の交通手段に当てが有ってのことではありません。2キロほど戻ったところで登って来るミニトラックに遭いました。何と幸運なことにキャンプ場の主でしたが、塩の道の管理人でも有って助かりました。要は、堰堤の滝壺近くを渡河して山に登るのですが、気がつかなかったのでした。ましてや増水の川の渡河とは・・・。

2日目の分杭峠も良い所でした。


このページのトップに戻る


「雲峰のマラソンの歌」トップページに戻る 33号プログラムに戻る 前ページに戻る 次ページに進む 更新履歴
inserted by FC2 system