マラソンの歌31号-7
  
第10回記念湯の山温泉ジャーニーラン   
平成21年 2009年
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数多くあるみそさんの大会、私は当初から大方参加しています。が、この湯の山温泉ジャーニーラン(名古屋金山〜京都三条大橋)は行程が厳しく、1度も参加していません。初期に参加していれば私にも完走の機会が有ったかも知れないが、年々衰える足に参加する機会を失ってしまいました。

ところが、今回は10回記念大会と言うことで、金山〜近江八幡宮と距離が短縮され、さらに7里の渡しを舟に乗ることになったので、急遽参加することにしました。急遽とは乗船が判明したのが1週間前と言うことです・・・。

 

私は参加した大会の紀行記を「マラソンの歌」として残すのが習いです。だが、急遽だったからとは理由になりませんが、今回は一向に歌が出来ません。仕方がないので簡単に散文を記すことにします。

乗り込んだモーターボートの速いこと。波にバウンドして尾低骨を痛めるほどに、艫の一部にしがみついていました。雲行きは怪しく、今にも雨が来そうです。私は船の7里の渡しは2度目なので、足のために距離の短縮は歓迎しつつも、いささか思惑違いに閉口しました。

 

降りた港近くの小さな食堂で昼食。浅蜊・蛤の貝づくしの料理にビール1本で¥1.600でした。ここ桑名からゴールまでは自由行動となり、食事をしながら3つの案が出ました。

@ 地図通り辿る

A 四日市まで走って、四日市から近鉄湯の山線に乗る

B 桑名から四日市までJRでワープ、湯の山街道を辿る

私はA案は東海道で何度も往来しているのでB案にしました。が、よく見ると湯の山街道が与えられた地図の範囲外で載っていません。瞬間弱りましたが、同行の峰友游遊峰さんが経験者で助かりました。湯の山温泉は滋賀県との県境の、三重県側の山の中腹にあります。昔からの湯治場なのだろうがゴーストタウンのようにひっそりとしていました。

 

翌日早朝5時出発。さらに峠を越えて滋賀県側に出るのですが、道路の鈴鹿スカイラインが通行止めでした。ジャーニーランでは廃道やら藪こぎやらで、通行止めを無視して通過することがよくあるので、何の気なしに前進しましたが、地震による甚大な崖崩れの影響だったのにびっくりでした。湯の山温泉は結果的に三重県側からだけの袋小路で、ひっそりとしていたのも宜成るかなと思われるが、地震発生は何時だったのでしょうか。

  ★  崖崩れ甚大なるにたまげたり通行止めの柵を越え来て

 
 

ともあれ、現場を通過してからは車が来ないのを幸い、広い道路の最短コースを辿りました。仲間はとうに見えません。私はいつもながらのしんがりです。ま、私はゴールから20km手前の日野駅から電車でワープの予定なのでマイペースです。

ところが、日野の町中で仲間の大方に追いついてしまいました。走れば未だ充分間に合う時間です。だが私は歩き、昼食でもして電車に乗る予定で駅まで行きました。が、この町には食堂がないことが判りがっかりです。1時間に1本の電車は発車した後、暇つぶしに1駅先の朝日野で乗車しました。朝日野駅は吹き曝しの無人駅で誰もいません。私は下着まで着替えて身支度を整えることができました。


 

近江八幡駅で降りて遅い昼食を取り、ゴールの近江八幡宮には、制限時間の1時間ほど前に到着して、のんびりすることが出来ました。






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