マラソンの歌29-15
その7京都〜姫路(平成19年10月19〜24日)
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続きなる旅なるゆゑに行きたくも医者へ行くべくなりて遅参す 雨寒く冷たかりしと仲間らはわれの遅参を慰めくれたり
布団着て横たふ寝釈迦に祈願するわれの患ふ同所に触れて(21番穴太寺) 峠二つ越え来て昼時集落に万屋一軒有りて凌ぎつ 高き塔はエレベーターの試験塔見ゆるを目指して総持寺に着く(フジテック)
料金が裏から入れば無料なるを表から入り裏に抜けたり(23番勝尾寺) 延々と緑の楓の続く谷紅葉の盛りにまた来て見たし 持ち物に警戒すべく忠告を受けしも猿を一匹も見ず 差し入れの昼飯うまし空腹を満たし平らぐ瞬く間にも(加藤ひろみさん差し入れ) 石段にエスカレーターの備へ有り高齢化への古刹の対処(24番中山寺) 中山寺 犬連れて境内散歩の友なるも尋ねられたる納経所知らず(武内務さん) 連泊にて荷物を置きて宿を出づ重複ヶ所は電車バスにて 山上の寺まで急なる車道にて昔の道の跡形のなし(番外花山院) 鐘楼に登りて一突き鐘の音を真下に聞けば響きが唸る(25番清水寺) 本堂が改修中の仮住まい重文菩薩は窮屈ならむ(26番一乗寺)
次回なる札所なれども独り行く次回参加が出来なきわれは(27番円教寺) |
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癌その後 手術後初に参加した西国巡礼の旅(その5)で書いた痛みは、その後薄れて差し障りはなくなったのですが、出口の狭窄による排尿難が新たな悩みとなりました。拡幅処置をしてもらうのですが、2・3週間もすると元に戻ってしまうので、未だに大会の合間を縫って病院に通っています。 (8月マラソンの歌「奥武蔵」より) |
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